【今を生きるな】
もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが
アタクシの書するこれらの戯言は
実にタイムレスなアフォリズムです
「今」という言葉のトリックほど疑わしいものはない
ブログの機能には日付設定というのがございまして
たとえば過去に記した文章を未来に予約しておいたり
またあるいは今記した文章を過去に飛ばすこともできる
普通やらんけどね
でもやらんにしてもブログ上に今をリアルタイムに反映させることは
実は誰にも不可能なのです
更新にかかる時間と、他者がそれを見るまでの時間
ほんの少しの時間のズレではありますが
それを今と言い切ってしまうのはあまりに危険だと思う
今という時間は目の前の事象に過ぎません
新聞やネット上で現在進行形らしく語られる
様々なニュース、トピックスはちゃんと過去の出来事として
把握する必要がある
世の中には最先端の流行を生きている
誰よりも早く新しい情報を得るという行為を
自慢気に語る人が、多く存在しますが
いずれにせよそれはもはや近過去に過ぎぬのであって
今を捉えるなんて不可能だと知るべきです
皆さんはファッド(一時的流行)という言葉をご存知でしょうか
一瞬バカ売れしてすぐに消えてしまう商品があるでしょう?
芸人におきかえると一発屋などがそれに当ると思うのですが、
つまりそのような刹那的熱狂の現象そのものをさす言葉です
新しいもの好き
これは意外にも普段は高い社会的地位についてる
いわゆるできる大人でさえもひっかかってしまう病気のようでして
これはビジネスでも何でも
人より先に抜きん出てやろう出し抜いてやろうとするスケベ根性
(よくいえば野心なのでしょうが)が起因してると考えられます
また一方で、最近売れてるビジネス本に目を通してみますと
「気付かれずに相手を操る悪魔の心理術」「人たらしのブラック心理術」など
まさに相手を出し抜くためにしか使えないような本が堂々と
ベストランキング入りを果たしています
何でも 自分、自分
不景気だからこそ余計にそうやって皆世知辛くなるのでしょうが
それにしたって もう少し 時間に余裕をもって
人生愉しんでもバチ当らないんじゃないかと思います
「今だけ愉しけりゃいい」的な
後先考えずノリの気分で刹那的に生きてる人も多くいますが
それも時間の流れを愉しむ生き方とはいい難いでしょう
もはや今を生きることで時間的余裕は何も味わえない気がします
アタクシは【一寸過去を生きる】
今のアタクシはもう死んだものと思ってください
過去に目をやり、過去の幻影のなかから未来を見据える
良い思い出も悪い思い出も忘れることはできても
「過去」は決して覆りません 普遍的ですらある
それに比べ、「今」とはなんと脆く儚い時でしょうか
未来などもっと興味がない
期待はするが、アタクシ亡き後の世界など
売れようが売れまいがどちらにせよゴミに帰すか、
利用されるだけされてそのまた先の未来のゴミに帰すだけである
アタクシは過去を信じる 人類がここまで生きた証
自分が生まれて過ごした過去の証にこそ意味があるのだと
すべてが遺産、すべてが過去になること前提でアタクシは遺しているのです
河島英吾の「時代遅れ」が胸に沁みる歳となった
「時代遅れ」の何が悪い?!
アタクシの無駄な抵抗は目立つかもしれませんが
時代の表舞台に立つことは絶対にありますまい
無人あるのみ !!!!!!

